舌下免疫療法

舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法

舌下免疫療法とは、薬を舌下に定期的に少量投与してアレルゲンを体内に吸収させ、徐々に身体に慣れさせていく療法です。一般的に、ある物質に対して過剰な反応を起こしてしまうのが「アレルギー反応」と呼ばれます。その反応の原因になる物質をむしろ積極的に身体に溶け込ませていくというやり方は、ワクチンなどの予防接種の仕組みと似ているといえます。

治療に必要な期間は大体2〜5年です。
2014年5月から保険治療が適用できるようになった最新の花粉症治療です。

注射などは一切必要としないので、自宅でもできる花粉症対策として期待されています。
スギ花粉症の治療で使用する「シダトレン」と、ダニアレルギーの治療で使用する「ミティキュア」の2種類の薬があります。
ミティキュアは2015年12月に発売された新薬で、1年後の2016年12月になるまでは一度に2週間分しか処方することができません。
また、舌下免疫療法はアレルギーの原因物質を体内に投与するため、アナフィラキシーという強い副作用が出る可能性が理論的にはありますが、現時点では日本国内で発症したケースはありません。

舌下免疫療法の効果

上でも述べましたが、舌下免疫療法は、アレルゲンに身体をならしていく治療法です。原理としては、予防接種と同じなので、花粉症の継続的な予防接種と考えるとわかりやすいかと思います。
花粉症といって病院にかかって処方される飲み薬は、アレルギー反応を抑えるものですが、舌下免疫治療はそうではありません。
分かりやすくいえば、「アレルギー原因物質(アレルゲン)に体を慣らしていく」治療です。
症状に直接的に効いて一気に症状が止むというよりは、徐々に症状が薄らいでいくという感覚に近いです。

治療効果は患者様によって差異があり、投与1年以内は効果が実感できない可能性もあります。
3年間治療を実施した後、治療を中止し、中止後3年経過した方の統計では中止期間の花粉症飛散時期にまったく薬の服用を必要としなかった方(著効例)がおよそ2割、まったく薬を服用しなかったわけではなかったが治療の効果を実感でき症状が軽くなる、もしくは薬の服用回数が減った方(有効例)が6割、3年間治療をしたものの効果が実感できなかった方(無効例)が2割といわれています。

舌下免疫療法の流れ

舌下免疫療法は、スギ花粉、ダニアレルギーに対する治療を受けることができます。
そのため、ご自身のアレルギーの原因が何なのか?を、血液検査によって明らかにする必要があります。
具体的な治療方法としては、スギ花粉症の場合はスギ花粉のエキスを舌下に垂らして、2分間そのままにしておきます。その後、エキスを飲み込みます。
ダニアレルギーの場合は、錠剤を舌の裏に置き、2分程度そのままにします。その後にそれを飲み込みます。
これを1日1回、ご自宅で2〜5年ほど続けます。

ただ、初めてにもかかわらず大量に投与してしまうと、ショック症状に至る可能性が高くなってしまうので、徐々に量を増やしていくようにします。おおよそ2週間をかけて、花粉症に対する抗体ができるであろう規定の量まで増やしていきます。
現段階では舌下免疫療法に用いる薬剤は新薬に分類されるため、最大でも2週間分の薬剤しか処方できません。そのため一定感覚で、クリニックに通う必要性があります。

費用は薬代1日分約100円(本人自己負担3割の方は30円)でこれに当院でいただく再診料(1回約600円程度)調剤薬局での調剤料等(1回300〜500円程度)となり、月2回で約3000円、月1回で約2000円程度となります。この治療は舌下免疫療法認定医の資格が必要ですが当院は安部、嶋田、両医師ともに認定医となっております。
費用は薬代1日分約100円(本人自己負担3割の方は30円)でこれに当院でいただく再診料(1回約600円程度)調剤薬局での調剤料等(1回300〜500円程度)となり、月2回で約3000円、月1回で約2000円程度となります。
この治療は舌下免疫療法認定医の資格が必要ですが当院は安部、嶋田、両医師ともに認定医となっております

舌下免疫療法の注意点

舌下免疫療法中にでも、他の薬を服用することはできます。ただし、この治療方法は、アレルギーの原因物質に対しての免疫力を強める治療となるため、その免疫力を弱めてしまう可能性のあるステロイド薬の服用はできるだけ避けることが望ましいです。

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